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冬は気温が低く、飽和水蒸気量(空気中に含まれる水分量の限界)が少なくなるため、空気が澄み、遠方まで景色が望めます。
一年を通して最も感動的な山頂を味わえる季節と言えます。

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アルプスではすでに10月の頭から初冠となり、積雪シーズンとなります。

雪山は雪崩、凍傷など遭難のリスクが格段に向上するため、そのリスクマネイジメントは命がけです。

リスクマネイジメントとは、「リスクを回避するだけでなく、時には敢えてリスクを取る」ことだというのが自論ですが、雪山登山よりこれを何度も思い知らされる経験を私は知りません。

今年の初めには北アルプス一の鋭峰、槍ヶ岳(3,180m)に単独で登りました。

ソロのため、荷物は重く、雪崩などが起きた場合、そのまま死に直結してしまうような登山だったため、集中力が途切らすことができず、11時間かけてたどり着いた山荘では、ホッとして暖炉の前で3時間ほど失神したように寝てしまったのを覚えています。

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翌朝、雪が積もらないほど尖った、槍ヶ岳の穂先(山頂)に取りついたときは、ザックを下し、アイゼンとピッケルだけで登って行ったのですが、滑落の恐怖で息が上がったのを覚えています。

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ハイリスク、ハイリターンという言葉がありますが、リスクを負いながら登ったこの山の頂からの景色は、腰が砕けるほど感動しました。

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雪山に登り、安全に帰ってくるためには、日頃からの訓練が必須となりますが、無雪期の登山のノウハウが活かせる部分が多いです。
こんな景色を観てみたいという方、春から登山を始めてみませんか?

お盆休みに両親を連れて那須塩原へ行き朝日岳(百名山)を登ってきました。
お盆休みの初日と言う事もあり、AM2:30出発してAM7:20頃到着。
1時間程、朝食と仮眠を取りロープウェイに乗る予定でしたが、ガスが濃く強風でロープウェイは運休となってしまった。
那須登山麓~峰の茶屋跡避難小屋(50分)
峰の茶屋跡避難小屋は強風の通り道として有名である。
ガスと強風で30分程、峰の茶屋跡避難小屋で足留めされた。
ガスと強風の切れ間に朝日岳へ出発。
岩場の道が多く、強風で少しの気の緩みから事故に繋がる程の不安定な状況でした。1896mの山頂まで50~60分。
峰の茶屋跡避難小屋まで下山し、その足で茶臼岳へ向かった。
硫黄の匂いが漂い、盛んに噴煙を上げていました。
およそ60分の1915m山頂へ到着。両親共に疲労はありましたが、達成感があって気持ちが良かったです。

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お昼には、水車の里瑞穂蔵で田舎料理を食べ、宿泊先の奥塩原高原ホテルでの夕食は栃木牛を頂きました。

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疲労と寝不足で爆睡でした。

これまでの登山の中で登れなかった山頂もあります。
一般登山道としての頂上に立つことができても、本当の意味での頂上、つまりもっとも高い地点に立つことが叶わない場合もあるのです。

写真は、南アルプス、鳳凰三山のひとつ、地蔵岳のオベリスクと呼ばれる花崗岩。
一般人にとって頂上と言われている地点は、この岩の下にあるのですが、私は本当の意味での頂上に立ちたいと岩に取り付きました。
何年も残置されたロープはあるものの、フリーで登るには危険を感じ、手のひらだけ頂上にタッチしてきました。

頂上に登るというのが登山の究極の目的ですが、身の危険を感じれば、潔く諦めることが重要となります。ルートが危険であったり、天候が悪化したり、時間が遅れた場合は、潔く頂上を諦めて下山しましょう。頂上はいつまでもそこにあり、逃げません。頂上はいつでも目指すことはできますので、まずは無事に帰ってくることが最優先です。

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幼い頃、夕陽をバックに浮かび上がる真っ黒な山のシルエットを見るたび、あの影の上に「行ってみたい」、「歩いてみたい」と思いました。
その影の上のことを、尾根とか、稜線などと呼ぶことを知ったのは大人になってからでしたが、一度そのイメージを言葉として理解すると、「行ってみたい」、「歩いてみたい」という想いが抑えきれないほど、その実体が具現化されて、いつの間にかその尾根を歩いているなんてことがあります(笑)。
また、昔遠くから眺めた山の尾根の上を歩いている時は、「いつか歩きたいな」と思ってたシーンを思い出すことがしばしばです。

登山の中で、尾根を稜線を歩くということは、頂上に登るのと同じような喜びと感動があります。
それが、北アルプスや、南アルプスなど絶景に囲まれた山となると、もう感動で歩けなくなるほどなんです。

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2008年9月岳沢から奥穂高岳に向かう尾根

夏山の午後は特に雷が発生しやすく、脅威であるというお話を前回の記事で書きました。

雷については、午後は早いうちに下山するなど、事前に雷を回避する行動を取ることが望ましいです。
ただし、山の天気は予想がつかないことが多いです。
当然、深夜や早朝から雷が発生することもあります。
そこで、今回は万一山で雷に遭遇してしまった場合の対処方法について、わたくしなりに調べた内容を書きたいと思います。


■【重要!】雷が起きた場合の基本姿勢

1)低姿勢をとり、身を小さくしてかがみこんだ姿勢をとる。(寝ない)
2)地面と体の間に絶縁体を敷く。
3)手足は閉じる(各部位間を電流が走るため感電の可能性が高くなる。)

■ケース別対処方法

[危険度A]森林限界以上の稜線上にいる場合(頂上含む)

1)稜線から外れ、なるべく高度を下げる。
2)上記基本姿勢を取る。

以上の対応で直撃雷を極力避ける。(下図参照)

[危険度B]森林限界以下の稜線上にいる場合

1)落雷の危険が高い、背の高い木(30m以上の木)から離れる。
2)上記基本姿勢を取る。

以上の対応で直撃雷を極力避け、側撃雷の対策をする。(下図参照)

[危険度C]樹林帯にいる場合

1)落雷の危険が高い、背の高い木(30m以上の木)から離れる。
2)上記基本姿勢を取る。

以上の対応で直撃雷を極力避け、側撃雷の対策をする。(下図参照)

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※絵がへたくそですいません!!

以上、が対処法の基本となります。

この態勢に加えて知っておいてほしいのが、以下の項目です。

これも一般的な知識になりますので抑えておきましょう!

■雷の寿命
発生から消滅まで、一般的には45分ほどで内訳は以下のとおりです。

発達期(15分)
放電期(15分)
消滅期(15分)

■雷鳴と落雷の危険性の相関
一度落雷が起きると、次の雷は半径10キロ以内に落ちる可能性が高い。
つまり、音が聞こえた場合は直ちに避難行動に移る必要がある。

■落ちる場所
地形、場所にかかわらず、どこにでも落ちる。
高いところや、とがった物に落ちやすい傾向があるが、平地にも海面にも落ちる。
「金属」「濡れたもの」に落ちるは迷信
材質よりも、位置や形状が重要であることが近年明らかになっている。
山の場合、ピッケル、ストック、ザック、テントのポールが注意。
これらの荷物は避難時に別にまとめて、遠いところに置くこと。
また、複数人でいる場合、かならず3メートル以上離れること。

■落ち方
山では横に落ちることが珍しくない。

 

以上、今回の記事はここまでになりますが、これで少しでも雷への恐怖感が和らげば幸いです。
山を愛する者として、みなさんが無事に登って下りて来られることを祈っております。

 

春の山を2回連続で紹介いたしましたが、夏の山もまた変わった趣でおすすめです。

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※写真は、秩父山系の王者と呼ばれる金峰山(2,599m)に登った時のものです。
ただし、夏山には絶対に気をつけなければならないことがありますので、警笛の意味も込めて今回の記事を書きます。

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夏になると大気は水分を多く含み、標高の高い場所ではそれが霧(ガス)や雲を発生させたり、午後になると積乱雲を形成し雷を起こすなど夏特有の現象もたらします。
視界が霧に囲まれると、道迷いや滑落の原因になります。また雷については、落雷すると命の危険もあるためなるべく避けなければなりません。
(雷が起きる寸前に髪の毛が逆立つんです。非常に危険ですね。)

その為、夏山では「早立ち早着き」が鉄則になります。
つまり、早く出発し、早く下りてくるということです。

夏でも標高が高い所では、気温が低いため、地表の温度が上がっていない早朝は空気が澄んでいます。
朝早起きして、午前中には山頂に立ち、午後にはさっさと下りてしまいます。

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こんな簡単な事が、美しい景色を前にするとできなくなる人がいます。
その為、下山が遅れて落雷で亡くなる方、大雨に降られて滑落する方、熱射病で亡くなる方が後を絶ちません。

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山にいつまでも明るく登れるように、自然のリスクに対しては慎重に対処しましょう。
自然は雄大で優しい存在ですが、牙を剥くと抑えようがありません。
自然への畏怖、畏敬、気持ちは夏山だけでなく、山に登るときにはいつでも心に刻みましょう。

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次回は雷にあった場合の対処法について書きたいと思います。

ここがポイント!
・夏山の鉄則は「早立ち早着き」。
・夏山では積乱雲に注意。

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前の記事に続いて、ほぼ同じ新緑の季節に登った山として丹沢山を取り上げます。
唐突なようですが、山はぜ~んぶ無料(ただ)です。
天国のような美しい空間に"ただ"で行けるとしたら、行ってみたくありませんか?

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その天国を"ただ"で感じられる山の一つに丹沢山を挙げます。

 

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小田急渋沢駅よりバスに揺られること数10分。
大倉というバス停が登山口への近道です。
登山道となる大倉尾根は通称バカ尾根と言われるほど、単調できつい登りを繰り返すことになります。

深い緑の中を歩き、標高差約1,200m登ると塔ノ岳の山頂に着き、さらに先を歩くと丹沢山へと続く尾根が目前に広がります。この笹原の尾根が天国さながらで、曇っていても眩いばかりの黄色の照り返し。

 

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近いようで遠い丹沢山の山頂を、諦めずにこの天国の中を歩きます。

さらに一時間ほど奥に歩いた先にある山頂は、だだ広い広場のようになっていて、天国にいながらもその上を行く極楽を感じることができます。

 

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その頂上で飲むコーヒーは、この世のものとは思えないほどおいしいんです。

どうですか?丹沢山に登って天国に行ってみませんか?

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ここがポイント!

・山は全部"ただ"。山の神様に感謝しましょう。
・天国は意外と身近にある。
・丹沢山は、初心者は日帰りが困難です。15時には下山できるように時間を管理しましょう。


昨年のこの時期は、奥秩父にある熊倉山(1,426m)登山が印象的でした。

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春は冬の寒々しく寂しい雰囲気が一変し、それとは対照的に、生命が太陽に向かって真っすぐに伸びていく活き活きとした雰囲気が、楽しい季節です。

 

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新緑の緑は、下界では見ることができない、そこぬけの緑です。

さて、今回はこの熊倉山の、標高差1,100mの中級者向けのコースを紹介したいと思います。
熊倉山は西武秩父線「白久駅」から徒歩圏内に登山口があります。

 

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当時の山行時間を記します。
この登山は、最初に登ろうと思っていた山をあきらめて、急に予定変更して登り始めた山でした。

08:19 奥秩父 秩父鉄道「三峰口」駅到着
08:25 ターゲットの両神山を悪天候のため諦める。
08:30 熊倉山の登山口を地図で発見
08:50 秩父鉄道「白久」駅到着
09:03 熊倉山登山口案内看板
09:26 林道コース(白久コース)登山口
11:43 熊倉山山頂
14:26 城山コース登山口(下山)

わずか3時間で頂上に到着、約2時間で下山できる気持ちの良いコースです。

この日は朝からあいにくの大雨で、一度は引き返そうと思ったのですが、せっかく来たのだからという気持ちが、山頂への思いを諦めさせず、また、元々登る予定ではなかった山だったため、非常にリスクを感じる登山となったことを覚えています。

 

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結局、この奥秩父の鬱蒼とした山は、わたしに初めての道迷いと転倒を経験させてくれた難易度の高い山となりました。

家に帰ってインターネットで調べると、過去にも遭難事故が多発し、今でも白骨が出てくることがあるということが判りました。

危険を伴いながらも、あまり踏まれていない道を登る中で、時折出会う美しい瞬間は今でも忘れられません。

そうこの瞬間が大変でも登山を続けさせてくれるモチベーションの源なのです。

 

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ここがポイント!

・雨の登山は危険が伴います。レインウェアなどの雨具は必携です。
・地図のない山には立ち入るべからず。
・辛い道の途中で見つけた一輪の花は、薔薇の花束よりも美しい。

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春の山に登ってみませんか?


同僚から文章が固いという悪評を頂き、今回から優しくソフトタッチな「です・ます」調で書きますw。

さて、「山に登るのに何が必要?」。

山へ友人を誘うと必ず聞かれる質問です。
今回は、登山の準備編という位置づけで、雪山を除く、一般登山用の登山グッズについて語りたいと思います。

まず、必要なものはなんと言っても「健康な体」ですね。
私は風邪を引いたままハードな山に登り、全く動けなくなった経験があります。(^o^;)
絶壁のすぐそばで、突風の中無理にテントを立て、凍死の危険を感じながら一晩を過ごすという恐怖体験でした。
体調が悪いときは、どんな状況であっても「登らない」という判断が必要な事を身をもって感じた経験でした。

登山の前の週から体調管理を始めて、規則正しい食事、睡眠の習慣を実践しましょう。
食事と睡眠が十分でない場合、標高の高い山に登ると、高山病になることもあるので要注意です。

本題のグッズについては必需品と、あった方が良いものとして以下のように分類しました。
皆さんの安全登山一助となれば幸いです。

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必需品
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■登山靴
初心者はミドルカット以上の、踝(くるぶし)が隠れるものがベターです。
登山の途中で捻挫したことがありますが、非常にしんどいです(゚_゚i)
靴ひもは、登りで緩めにすると登りやすく、下りではきつめに結ぶと安全です。

■地図
コピーでも良いので必ず持ち歩きましょう。
道迷いによる遭難は、どこの山でも起こり得ますので、絶対に必要です。

昭文社の山と高原地図が最もポピュラーですね。
山に登る度に増えていくので、一大コレクションになります。

■時計
タイムマネージメントは登山で最も重要な技術です。
現在の標高がわかる高度計が付いていると、「山頂まであと××メートル!」と励みになります。

■レインウェア上下
標高の高い所では、雨に当たると夏でも疲労凍死する事故があるので絶対に持っていきましょう。

■上着
防寒のためです。標高差1,000mで気温が5~6℃違うので必需品。
突風が吹くと体感温度がぐっと下がるので忘れると大変な目にあいます。

■水筒/水
最近では、折りたたみができるビニール製のPlatypusがお勧め。
山に飲用可能な水場があれば、是非飲んでみましょう。
これが最高なんです。


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■行動食/食事
山では平地の6倍カロリーを消費すると言われています。
こまめな栄養補給が容易な、チョコレートなどを持っていくように心がけましょう。
個人的には、口当たりがスッキリするラムネと、カロリーの高い柿ピーが好きです。

■ザック/バックパック
日帰り登山であれば、25~30リットル、1泊山小屋であれば35~45リットルくらいが目安になります。
お店で自分の体型に合うモデルをしっかり見つけましょう。
ザックが体に合っていないと、辛いと思います。

■汗タオル
登っている間の汗の量は想像以上。
寒い時には、マフラー代わりにもなります。

■救急用具
消毒液、絆創膏、風邪薬、下痢止め、包帯など。
山で怪我している人がいたら、助けてあげましょう。
人の役に立つのは快感です。

■ゴミ袋
山に残して良いのは、足跡と思い出だけです。
あ、たまに用を足すことも・・・(^_^;)

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あると良いもの
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■トレッキングポール
スキーのストックの登山仕様。
膝に優しく登るためには必要です。
使用すると、足と手で登ることになるので全身運動となるので気持ちが良いです。

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■速乾シャツ
汗で濡れた体は冷えやすいです。
スポーツ用の速乾シャツがお勧め。

■カメラ
思い出を残すため。

■手袋/軍手
岩場を登るときはぜひ持っていきましょう。
爪が剥がれてバイ菌が入ると、破傷風になることもあるので注意が必要です。

■ガスバーナー/食器/ライター
山頂でのコーヒー、カップラーメンはプライスレス。
スープは絶対に捨てず、飲み干すこと。

■コンパス
歩いている方向がわからなくなった時に。
「北」がわかるだけでよいので持っていきましょう。

■ヘッドランプ
スケジュールが遅れて日没してしまった時に。
真っ暗闇の下山は恐怖です。

■アミノ酸のサプリメント
筋肉を効率的に使え、また翌日の身体ダメージが軽減できるそうです。

以上です。

山に行きたい!
無事に帰ってきたい!
そう思ったらこのくらいの消費は覚悟しましょう。

命が一番大切ですからね。

「何故山に登るか?」

このシンプルな問い掛けに「そこに山があるからだ」と答えたのは、エベレストの人類初登頂を目指し、消息を絶ったジョージ・マロリーだ。
※ジョージ・マロリーとアンドリュー・アーヴィンが初登頂という説もあるが、私はこの可能性は低いと思っている。エベレストの初登頂の公式記録はエドモンド・ヒラリー、テンジン・ノルゲイのパーティである。

「そこに山があるからだ」は所謂ひとつの名言として世間で認識されることが多いが、一人の登山家(登山好き?)としてこの言葉はあまりにも在り来たりの表現であり、また挑戦的であり、それ故名言という事も言えるのかもしれないが、私にとってこの問いに対する答えは「下るため」である。

山に登るという行為に伴う危険(≒事故)は、標高0mの世界で日常を過ごす場合の危険と比べその頻度は圧倒的に多い。
ある機関の調査によると、登山者が山で事故に遭遇する確率は、交通事故発生率の6倍にも及ぶという。

それは、即ち登山における山頂までの道のりが、他のどんな道のりと比べて困難であり、辛いものであるという事を表している。
だからこそ、この苦しい道のりを登り切り、さらに下って来た時の感動は、日常生活におけるどんな感動にも勝る。
つまり「下る」事が登山の終着点であり、何にも代え難い感動の起点でもあるのだ。

「そこに山があるからだ」

私にとってこのマロリーの言葉は、登る行為そのものが目的であり、下るという意識が欠けている表現に思えてならない。
マロリーが、エベレストから帰って来られなかった理由は、今も様々な憶測を以て調査が行われているが、本当の理由は技術の欠如でもなく、気象の悪条件でもなく、この言葉が暗示する軽率さにあるのではないのだろうか?

私は、下ってくることを目的とした安全な登山を日々楽しんでいる。
その登山の楽しみを綴り、皆さんにその喜びを伝えたいと思う。
そして皆さんがもっと山に来てくれるように、その喜びを共有したいと思う。

081022.jpg奥穂高岳から前穂高岳を望む。