幼い頃、夕陽をバックに浮かび上がる真っ黒な山のシルエットを見るたび、あの影の上に「行ってみたい」、「歩いてみたい」と思いました。
その影の上のことを、尾根とか、稜線などと呼ぶことを知ったのは大人になってからでしたが、一度そのイメージを言葉として理解すると、「行ってみたい」、「歩いてみたい」という想いが抑えきれないほど、その実体が具現化されて、いつの間にかその尾根を歩いているなんてことがあります(笑)。
また、昔遠くから眺めた山の尾根の上を歩いている時は、「いつか歩きたいな」と思ってたシーンを思い出すことがしばしばです。
登山の中で、尾根を稜線を歩くということは、頂上に登るのと同じような喜びと感動があります。
それが、北アルプスや、南アルプスなど絶景に囲まれた山となると、もう感動で歩けなくなるほどなんです。
